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BIZYME株式会社は、鉄基希土類系ナノ結晶型永久磁石材料、鉄基アモルファス材料並びにナノ結晶材料等々の磁性材料開発を基盤技術とし、各種の機能性材料並びに粉体成形品に係る技術、製品をご提供する会社です。

開発事例のご紹介

電気自動車(EV)向けモータの高効率化

自社開発製品である鉄基アモルファス軟磁性材料(コア材)およびレアアース磁石の磁気特性を最大化するモータ設計により、従来にないEV向け高効率モータを提案.

モータ向けアモルファス軟磁性材料

低鉄損(コアロス)と高透磁率を両立した鉄基アモルファス合金を開発.積層コアとして、EV向けモータをはじめとする種々のモータの高効率化、高トルク化に貢献.

等方性レアアース磁石(Nd-Fe-B磁石)

従来材を超える優れた磁気特性を発現.家電製品等向け 小型モータの高性能化に最適.

鉄基希土類系ナノコンポジット等方性磁石

開発事例1

アモルファス軟磁性
FINETEC-AP

開発事例2

超高圧成形品技術

開発事例3

取り扱い商品/材料

①等方性Nd-Fe-B系磁石粉末

熱硬化性樹脂、並びに熱可塑性樹脂を磁石粉末と混合混錬した上、プレス機を用いた圧縮成形、射出成型機を用いた射出成形により、様々な形状のレアアース系等方性ボンド磁石の作製が可能。

②次世代高性能モータ向け鉄基厚板アモルファス合金

積層アモルファスコアとして適用可能な鉄基アモルファス合金を開発。BEV向けをはじめとし、種々のブラシレスモータおよび発電機へ応用展開。特に高速回転域で使用されるモータの高効率化を実現できることから、低鉄損、高透磁率を特長とする次世代高性能モータの主要材料として期待

③溶解炉および単ロール溶湯急冷装置

レアアース磁石やアモルファス合金の製造に必須の溶解炉および単ロール溶湯急冷装置を実験室から量産レベルまで設計/製作します。併せて量産を含めた操炉ノウハウも提供

④フラッシュアニール炉

金属粉末の熱処理、並びにアモルファス合金の結晶化熱処理等に活用。200℃/secを超える超高速昇温熱処理により均一微細組成を実現。平均粒径50μm以下の微粉末であっても粉末同士の固着を引き起こすことなく、200℃~900℃における範囲の連続熱処理が可能。

⑤耐火材

透明石英を用いたノズル等の加工品、アルミナ、シリカ、マグネシア、SiCおよびカーボンを原料とする坩堝、並びにムライト系耐火ボード、他、各種の耐火材をご要望形状にて提供します

⑥高融点金属加工品

モリブデン、タングステン等の高融点金属からなるヒータ、電極、その他加工品を販売。

請負事業

  • 各種合金および溶湯急冷材料の試作
  • 磁性材料にかかわる受託研究
  • 各種磁性材料の性能評価
  • 各種機能性材料に係る技術コンサルティング

研究開発事例

(1) 等方性レアアース磁石(Nd-Fe-B磁石)

等方性Nd-Fe-B磁石合金にて世界最高レベルの最大エネルギー積(BH)max:18MGOe(144kJ/m3)を達成。等方性ボンド磁石として種々の小型PMモータへ展開

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高性能等方性開発ボンド磁石の磁気特性マップ

従来の希土類系等方性ボンド磁石の残留磁束密度を向上することで、異方性磁石の領域を含めた各種電子機器製品への適用が可能

高性能等方性開発ボンド磁石の応用展開

等方性ボンド磁石が持つ優れた形状自由度と合いまって今後さらなる急伸が予想されるDCブラシレスモータへの適用が期待される

(2) 「令和3年度戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)」採択テーマ

希土類合金微細化技術を用いた重希土類フリー磁石の適用によるEV向け小型高効率アモルファスモータの開発

鉄基ナノ結晶粉の改良

独自に結晶化熱処理技術により従来の鉄基ナノ結晶軟磁性粉に比べて高いFe含有濃度域でもナノ結晶化を実現

開発鉄基アモルファス材の適用事例/ステッピングモータ

開発鉄基アモルファス材を適用することでモータ損失を全て回転域で無方向性電磁鋼板に対して改善。

(3) 燃料電池向け金属セパレータ用ステンレス薄板材

圧延工程を経ることなく、厚み30μmのステンレス系合金薄板を作製する手法を開発。
現在、航空機等への適用を想定した量産技術の検討を実施している。

(4) 真空2kg溶解ストリップキャスト装置

独自の設計思想により大幅なコストダウンを実現しただけでなく、タンデッシュの変更により、レアアース磁石用原料合金だけでなく、鉄基アモルファス合金、他、種々の溶湯急冷合金の少量試作(最大鉄換算2kg/バッチ)に対応

(5) チタン(Ti)系合金繊維

圧延後に細線状に裁断する従来工程を経ることなく、スポンジチタンから直接、Ti系合金繊維を得る手法を開発。
パートナー企業について